精神と物質    立花隆          利根川進

私を知る人は、私がこんなジャンルの本を読むことはありえない!

嘘だろう!と言うに違いない!

もっとも、私と殆ど会話もした事も無い単なる顔見知りなら、漫画かエロ本しか読んでい

ない人間と、頭から決め付けているだろう!

事実「寶」本を書いて、家業の戦場から、約10年音なしの構えで居た時、書店で同業者

とバッタリ会った時、どうしている?!と、問われて、本を書いていると言ったら!下ネ

タ本?それは売れるかも知れない!?出来上がったら一冊買うヨ!と言われた

事実、私自身が他人なら、やはりそう思う!!!!!!!!

またそちらの方面が、本当は自信がある!

それはさておいて、昔私は色んなジャンルの本を読んだとHPに書いた

私は宇宙の本、量子物理学、ミクロの世界、エントロピーの法則(今でも何が書いてあっ

たか全然分からない!!)そんな本もかなり読んだ、そうしなければ「寶」本の第8章4

は書けなかった!

過去に買った本の8割以上は古本屋に売ってしまい手元に無い、

家が狭かったのと、別れた彼女は、35年間、女性週刊誌かファッション雑誌、通販の本

しか読んだことの無い人で、私を理解することは到底無理で、絶えず古本屋に処分してい

そんな訳で、今書棚に運良く残る自然科学の関係書を私の名誉のために末尾に記載してお

きます

事務所の川向、徒歩で2分とかからない所に図書館がある!

昔から、私の書庫兼書斎である。

科学雑誌Newtonは今でも私は少年のように目を輝かして見る!!(読む?)

挿絵見るだけで楽しい!

 

それはさておき、利根川先生の話しは面白かった

聞き手の立花隆氏が、事前に相当な予備知識を仕入れての問答であるから、よけいに楽し

い!

ノーベル賞の利根川博士が若い頃、生化学の先輩が、シジミ貝が黄疸に効くと昔の人の話

を根拠に一攫千金を当てようと、エキスの抽出に取り組んでいた、これも学問かなと?思

いつつ?!その助手をしていたという、先輩の夢マアいいか!!?と助手を続けていた話、

噴出してしまった!!!!!

それと昔の人が、シジミ貝が黄疸に効くとの話し、立花さんが知らなかった

私は母親から昔、その効能聞いていた!何か立花氏に勝った様で、うれしかった!

 

 

書中

細胞1つ1つにDNAがあり、その中に膨大な遺伝情報が詰め込まれている

そして人間は60兆個の細胞からできている、その細胞ひとつひとつ1、8メートルのD

NA入っており、そこには塩基対にして30億個の遺伝情報が蓄積されていると言う

驚くばかりの世界である

ナノ世界でなくナノナノナノナノナノナノナノ宇宙である

無限大宇宙に相対する生物内宇宙である!無量大数の逆、清浄である!

私の「寶」の宇宙と同じである!!!!!

あらためて、この宇宙の神秘、奇跡、森羅万象のハーモニーに驚嘆するばかりである

本書で非常に興味深々の記述を紹介しておこう

利根川博士の談

地球上の歴史の中である時、“物質が化学進化”を起こしてdnaができ、自己複製しなが

ら進化しここまで来た!我々の自我は実はdnaの自己表現に過ぎないと考えることも出

来る!

精神現象も含めて、あらゆる生命現象が根本的に物質的基盤の上に立っている

それでは唯物論者?!との立花氏の問に!

唯心論者であるが、神のようなものが存在するとは思っていない

矛盾である!

私の感想

ノーベル賞は受賞されたが、まだ現役の学者である

私は思う、矛盾があるからこそ、科学者はそれを追求する!

何時の日か、機会があれば、聞かせて欲しいお方である

生物学的中身の方は、パラパラ飛ばし読み!

初めと終わり、それで生物学者になつたような気分です!

これ以上は皆さん読んでください!

                               平成17年11月18日

<書棚にあった昔読んだ自然科学関係本>

自然の哲学(田中一)新日本新書

生命の歴史・(佐藤磐根)NHKブックス

現代文化人類学入門(講談社)フィリツプ・ボック訳江渕一公

遺伝子が語る生命像(講談社)本庶佑