『榎本武揚』   少年少女伝記

 

函館戦争と榎本の名前だけは知っていたが、その他は殆ど知らないに等しい

しかし読み終えて、この本の内容は濃い

少年少女向けのこの本に相当てこずった

一気に読めないのである

それまで読んだ他の本も頭に浮かべ、途中整理しながら読み進んだ

幕末のあらゆる人物が総出演の様相である

読み終えて、幕末が立体的に観えて来た

まず殿様の計らいで伊能忠敬の弟子となる

忠敬の弟子となり、九州の測量を手伝う

能力を認められ、更に旗本に取り立てられる

そして蝦夷樺太まで巡察に行っている

そして長崎海軍伝習所に補欠入隊、そしてオランダ語をマスター

オランダから寄贈された後の咸臨丸で朝鮮近海まで航海している

そして江戸の海軍の教官に抜擢される

その中に慶応義塾を開いた福沢諭吉もいたと言う

勝海舟を団長とした通商条約締結使節団の通訳がジョン万次郎

その後のアメリカ留学が南北戦争で中止

そのかわりオランダへ留学

九州へ行って樺太・オランダ・・・・江戸時代である

そして五稜郭、函館戦争

敗北

牢獄にあっても科学の勉強

そして赦免され新政府に尽くす

この本は、勉強になった

                                     平成19420