裏中国史

              山本展男

墓どろぼうは金持ちの道

 

著者は元毎日新聞北京支局長であると言う

長く朝日、毎日は新華社通信の東京支局と言われた

余り好きではなかったが図書館で手にした

墓泥棒による中国の歴史は古い

このような話は俄然面白い

私にも泥棒の血が無いでもない

血が騒ぐのである

私ならイッパツ時間をかけて仁徳天皇稜を狙うか

現代の中国人の墓泥棒は荒っぽい

爆弾を仕掛けて吹き飛ばすグループもいると言う

本の中で窃盗団は120人もの組織を作り、警察、役人まで抱きこんでいたと言う

昔も今もワイロの国である

 

確か則天武后の夫の乾稜は盗掘されていないと記憶している

読み進むと出ていた

何年か前に世界の王さんの墓から骨壷が盗まれて話題になったが、その続報は無い

泥棒でもこれは泥棒の風上に置けない

第一ロマンが無い

卑怯である

話は横に逸れるが、

金属探知機で阿尾の城や石動山、宝達山、森山城を探索するのも楽しいであろう

泥棒にもロマンが欲しい

私は泥棒の天才である

美人で賢い女性の心を盗む

今度からルパン1世を名のろう

今度は富士子ちゃんのハートを盗もう

平成19220