東方見聞録  マルコ・ポーロ

          訳・長沢和俊

何年か前NHKか民放でマルコ・ポーロについて詳しく放映していた

司馬遼太郎の「坂の上の雲」?にも、チラリ登場したと記憶している

テレビで石原慎太郎が大学の先生をピシャリと黙らせたのもこの東方見聞録を持ち出した

だいたいは分かっているが、それでもテレビと活字の違いは大きい

テレビの映像と違い、本を読むには、多少の根気がいる

根気が必要な分、記憶の定着が断然違う

さらにこのような紀行文の中味を堪能するには、その地を旅行していれば味わいが更に深

いのだが、今生は到底叶わぬ

今後、原稿を書く上で何が関連するか分からない。

パラパラと舐めておくのも話の種と借りてきた

そう思って借りてきても、結局のめりこむ

マルコ・ポーロは日本へは来ていない

しかし中国で耳にしたのであろう、日本を「ジパング」黄金の国、真珠の国としてヨーロ

ッパに初めて紹介したことで有名である

1260年〜1299年頃である、約750年前で、モンゴル帝国の時代である

日本では鎌倉時代末頃である

伊達政宗のローマ使節団より相当前である

歴史は日本史と世界史との突合せが大切である

この辺りがうろ覚えである

イタリアのベネチアからの海路と陸路の大探検である

海賊や強盗もいたろうに、まさに命知らずと言って間違い無い

書中のモンゴル帝国の駅伝制度は耳にしていた

カタイ(族なのか地名かは不明)の乙女の処女検査の話はなかなか面白い

マルコポーロは約25年旅していた

そしてコロンブスがマルコの本を読んで黄金の国ジパングに憧れアメリカを発見したと言

バラバラと読んだ。歴史の勉強、ハイ1冊終わり

結構面白かった。旅したい思いにいっそうかられた

平成19218