一冊でわかる       

「百人一首」

生まれた家は、無論百人一首のカルタ取りを興ずる家では無い

また戦後の親の時代も食うため必死の時代で社会全体にそんな余裕は皆無に近い

間違いなく和歌など詠っている時代ではなかった

それでも長の間である、百首の中で知っていた歌が何首かあった

それを載せておこう

@春過ぎて夏きたるらし白妙の衣ほしたる天の香具山

A田子の浦、打ち出てみれば白妙の富士のたかねに、雪はふりつつ

B天の原ふりさけみれば春日なる三笠の山にいでし月かも

Cちはやぶ神代も聞かず龍田川、から紅に水くくるとは

D久方の、光のどけき春の日に、静こころなく花の散るらむ

 

おぼろげに知っていたのは

Eめぐり逢いて見しやそれともわかぬまに、雲がくれに夜半の月かな

Fわたの原漕ぎ出て見れば久方の雲居にまがふ沖つ白波

などである

たしか和歌の家元が京都レイゼイ家(漢字が思い出せない)であった

藤原定家の家宝があった筈

マア これで百人一首、和歌も卒業しておきます

一冊完了

平成19213

追記

見渡せば花も紅葉もなかりけり、裏のとまやの秋の夕暮れ

百人一首になかった??????!!!!!

短歌と和歌の違い・・・・・分からん!!!!!

     ・・・・・・・・・・

そこで駄作一首、

有磯海、寄せてはかえす、白波は、遥かな調べ、いにしえ人の

                        (白波に、万葉人の、歌声きこゆ)

どちらか批評を聞いて、「単歌」の欄に掲載

また恥を残す

平成19215