吉田松陰 上下巻




松蔭の名前やアメリカに密航しようとした事、処刑になつた事、松下村塾から多くの塾生

が倒幕に加わり明治維新を成し遂げたこと、また処刑されるとき、“親思う心に勝る親心、

けふの訪れ何ときくらむ”?!この句は知っていた。

しかし読んでみて、幕末の世情、各藩の経営状況、憂国の熱き思い、そして松蔭と塾生達

の若い年齢に驚かされ、読み進む程に恥じ入るばかりである!

また松蔭と乃木希典将軍が縁者とは知らなかった

無知に等しい!勉強不足以前の問題である

著者の童門冬二氏は東京都庁をふりだしに目黒区役所、都立大學事務長、広報室長、企画

調整局長などを務めた人で、役人経験の中からの時代照射で大変勉強になつた

巻末にケネディ大統領が尊敬した日本人、著者の「上杉鷹山」が載る!!!が私は知らな

い!

アメリカの大統領が知っていて日本人の私が知らない!・・・・・参った

記憶しておこう!

生きている間にもっともっと色んな本を読みたい

色んな事を無限大の脳の倉庫に詰め込んであの世へ持って行きたい!

焦らず、慌てず、楽しんで粛々と読み進みたい気持ちで一杯である

旅行もしたい・・・・・・・・読書の秋か!

                                                       平成17年9月20日