文化庁主任調査官・斉藤孝正殿

冠省

多忙な貴殿に、身の程も弁えず、再度訴状を

差し上げます。

あらためて『東洋陶磁学会』のHPを検索す

ると常任委員会の中に貴殿の名前を認め

取り急ぎキーを叩いております。

17年間不眠不休で行軍してきた私です。

今日までの個々の諸先生、各学会、そして文化

庁等々の軌跡全ては日付を符って、配達

証明書付き書状でお届けし、それらを全てHP

て日本はおろか世界に発信しておりま
す。

このまま放置するなら後世、貴台はじめ文化庁は
平成22年4月19日

勿論、沈黙の諸先生、各学会の全ての方々が歴史文化に対する背信、大罪と指弾されると、

深く案じております。

私として、これでも文化庁が動かねば、さらなる行動を起こす所存です。

忍従に忍従を重ね、妥協の余地は皆無、ゼロであります。

玉井長官にもそのようにお伝え願います。

神噐・太極「寶」は並の国宝と訳が違います。

世界ナンバーワンと云って過言で無い未曾有の「寶」です。

エジプト最大のクフ王のピラミット建設が通説で20年で、現代の大型機械をフル活用

すれば5年程で確実に完成するであろう。

またツタンカーメンの黄金その他世界の金銀玉などの美術工芸品にしても、再現しよう

と思えば再現可能な品々です。

しかし「寶」は焼成に約27年、篆刻に約3年、完成に計30年の歳月を要しておりま

す。

神噐誕生の地「龍興」の神殿、それを安置する宗廟、「玄元皇帝廟」の大伽藍等々、中華

帝国の途方もない“国家プロジェクト”でありました。

現代の科学技術をもってしても、焼成は“不可能世界”であります。

台湾・北京故宮博物院の金銀工芸品・絵画・玉・陶磁器、あまたの宝物もこの神噐・太

極「寶」一点に及びません。

私が比喩するアメリカの“アポロ計画”に匹敵すると叫ぶのも、決して誇大ではありま

せん。

しかも漢文化の歴史を根底から覆す、その歴史的価値は想像を絶します。

印面“太極”の文言は、、東洋の三聖人といわれる釈迦、孔子・老子をも超えたと幽玄の

彼方で自負する天才宗師・司馬承禎の考案です。

更に獅子の造形は唐代の英才たちが鳩首会議にて、唐代以前、黄帝時代に遡る神話伝説

等々を徹底的に研究した上で決定した白獅子「白澤」です。

獅子の造形に唐代以前の黄帝時代に遡る神話伝説がものの見事に具現されております。

貴台は「東洋陶磁学会」の常任委員です。

私のような門外漢より、間違いなく陶磁器の見方、そして関係歴史にも専門的で詳しい

と存知ます。

その貴台に恐れ多いとは存じるが、陶磁器部門から少しご説明申し上げます。

     @同封資料『世界陶磁全集』(11)隋唐編の年表に、年号をあらためる「開元」の前

年712年に 明器の製作は全て令式による請願(旧唐書)、勅令を下しております。

王侯貴族が墳墓に入れる明器が何故、史上初めて請願制なったのか。?

これは陶磁史の上からも歴史の大きな疑問符である筈です。

私はこの疑問に踏み込んだ、陶磁研究書を知らない。

712年は「寶」焼成開始の前年で年号は「太極」です。

しかしながら、この著書の年表には「太極」の年号は掲載されず「先天」と記載されて

おります。

致し方ないとは云え、歴史の欠落で、これでは神噐・太極「寶」は観えません!!!

「太極」は韓国の国旗にもなっております。

中国で年号制度が始まって以来「太極」の年号は712年1回だけです。

「太極」の翌年が「開元」元年で、「天寶」までの30年間が「寶」焼成期間です。

玄宗皇帝の祖母は瑞兆の改元を政務を執った19年間で19回、父睿宗は7年で4回

です。

しかるに玄宗皇帝は、725年「泰山封禅」を挙行するも神噐「寶」が焼成なるまで一

度も改元しておりません。

神噐「寶」焼成成って「天寶」と改元したのです。

焼成なった「天寶」元年、創建なった「寶」安置の壮大な伽藍「玄元皇帝宮」の大祝典

で、“太極の舞”(新旧唐書)が奉納されております。!!!!!

それはひとまず置くとして、全国各地の王侯貴族も各々生活用具や明器を焼く専用の窯

場を持っていた筈です。

またそれに伴う多くの陶工も抱えていた筈です。

史上初“請願の勅令”真相は、この神噐「寶」焼成のため、全国の陶工を洛陽から真

南、約100`以上離れた「龍興」に召集した為であります。

★A天寶元年「薄きこと紙の如き青磁碗」(開元天宝遺事)とあり、当然“唐白磁”も同様

であります。

     Bそして盛唐の白磁は「楽器にも使用された程、固く焼き締まった焼き物であった」

古記録にあります。

@Aどちらも民間用には必要の無い技術の超研磨であります。

何故、それ程技術力を極限まで追求したのか。?

それは、焼成不可能な神噐「寶」焼成の為、またその所産によるものです。

日本一の唐白磁の研究家は元出光美術館館長の長谷部楽爾先生であることは言を待たな

い。

10数年前長谷部先生に「寶」を直に拝見戴きました。

先生は私の問いに、「印台と獅子は一緒に焼いたものである」「唐宋いずれの特徴も僅か

に見れる」「今後の研究課題にさせて戴きたい」とのことであった。

出光美術館の別室には何百いや1000点を超えると思われる唐白磁の陶片が収蔵され

てありました。

『唐国史補』に「端渓の硯と共に天下に貴賎無く用いられた唐白磁」とあります。

その長谷部先生の平成十八年刊行の『東洋陶磁史研究』(同封資料)に「華中、華南の唐

白磁窯の有無は重要な課題」で「中国研究者の一層の活躍が望まれる」と訴えておられ

る。

それは何故なのか。?!

唐代の人口は記録に確か約4500万人であった筈です。

「天下に貴賎無く用いられた」唐白磁である。

長谷部先生が刑洲窯だけでは「天下に貴賎なく用いられた」と言われる膨大な数量に全

く説明がつかないのである。

しかも研究によれば刑洲窯は盛唐ではなく100年程下った晩唐であります。

恐らく長谷部先生は、中国全土で発見される唐白磁の陶片の量にどうしても窯の規模、

数量面から説明がつかず、その重要性を訴えておられるのである。

未だ一度も中国に渡ったことのない私です。

初版の「寶」本には幾つかの窯場も候補に挙げておりますが、その中で、確信的に予言

している華南の「龍興」は、唐代に置かれた地名です。

「龍興」は長谷部先生が訴えておられる“華南地域”です。

中国全土の焼物の大半を開元〜天寶までの30年間焼いたと予言する窯場「龍興」です。

周辺河川の氾濫を考慮しないなら、「龍興」の基点から東西南北10キロ四方の四点を試

掘するなら地下3メートルに地層と成して堆積している筈です。

神噐「寶」誕生の「龍興」であれば、かって壮大な「道観」が建っていた伝承もあるか

とも想像されます。

「龍」「興」各々の文字を四個集合した二文字は『大漢和辞典』最大画数「易」の64画

です。

「龍興」への推論はHPに載る「寶」本または改訂「寶」本に記してあります。

「東洋陶磁学会」には国庫からの多額の助成金もある筈です。

私は納税者の一人であります。

学会はその設立趣意、崇高な理念に照らして、答える当然の責務がある筈です。

重ねて「東洋陶磁学会」の崇高な設立趣意の大意を掲げておきます。

 この日本における東洋陶磁の鑑賞と研究の、長い伝統を受け継いで、日本国内はもとより、広く

世界の愛好家・研究者との交流を深めながら、調査・研究のいっそうの拡大と成長をはかり、ひい

ては日本における学術・文化の向上発展に寄与することをめざして1973年7月、この会が設立さ

れました。

天子皇帝は天の子で神の子です。神噐「寶」=神=天子皇帝の具現です。

神は完全無欠、完璧であります。したがって「寶」も完璧なのであります。

この神噐「寶」制作には唐朝の皇宗である道教の「法理」「法則」に“完璧に合致”して

いなくてはなりません。

天才司馬承禎が“太極”の文言を考案し、それを鎮護するのは、道教伝説白獅子「白澤」

です。

印台寸法も唐代・度量衡で割り出すと皇帝の“易数位”「一」「五」「九」にドンピシャの

「一寸」「五分」「九寸」で完璧に合致いたします。

「寶」解明は、先学各位の賜物であり、神噐が道教、道理・法則に完璧に則るが故であ

ります。

歴史部門は全て踏破してきた所存ですが、なおかつ、万に一つ、各学会の諸先生方から

の質問に私が答えられないとしたら、それは私の究明不足だけの問題で、神噐「寶」は

天地不動、道教・法理に照らして完全無欠“完璧”であります。

前伊藤常任委員長の疑問二点は、拙著「寶」本を全編詳細に検証した上での、流石に鋭

い質問でありましたが、裏付け史料を提示して明確にお答え致しております。

「寶」解明発掘後、約10年学会その他全てを踏破して参りました。

自身の狂気とも思える行動を支えるのは、神噐「寶」に納められた完璧の道教法理、法

則、故であります。

加えて故草柳先生・故吉野博士・黒川先生・藤井館長・獅子・狛犬研究の上杉千郷先生

(長崎諏訪大社宮司・元皇學館理事長・岐阜狛犬博物館館長)等々の深い賛同と御理解

によるものであります。

膨大な歴史の秘め事を貴殿に一度にご理解して戴くには困難であり、また私の拙い説明

では紙面が足りませんので、期間を置いて追走する所存です。

いずれにしても、文化庁が中心となって緊急に要請したいのは、とりあえず二点であり

ます。

一・「寶」の科学的鑑定です。

    その@比重測定により成分分析

        A超顕微鏡による印面の粒子測定(自然石か陶磁器か)

        B超音波による内部測定(空洞があるか無いか)

        C場合によっては、印面欠損部の一部を微量切断し、粉砕粒子と唐白磁の陶片と

の粒子比較分析

        D複数人による目視鑑定        

二・「寶」の窯場第一候補地、河南省・豊寶県の東「龍興」調査班の派遣

   (この恐慌下、経済的にも時間的にも私には困難です)

 

貴台は文化庁の肩書きで「東洋陶磁学会」の常任委員会に名を連ねられております。

東洋陶磁学会の常任委員会は前伊藤常任委員長からの検討要請を否決しております。

重ねて神噐・太極「寶」は、天才司馬承禎が驚愕の太極の文言を考案し、それを道教の

最高奥義、隠形術で天隠した未曾有の神噐です。

しかも太極の文言を鎮護する白獅子「白澤」は唐朝の英才集団が紀元前黄帝時代に遡り、

神話伝説を徹底研究し鳩首会議で決定した造形です。

学会は勿論、文化庁の威信を賭けた取り組みが求められます。

人間は弱いものであります、正直私とて心底逃げ出したい心境であります。

しかし、これは“天命宿命”であります。

約1300年の歴史の彼方より放たれた白羽の矢、勅令の矢文、文化庁そして東洋陶磁

学会にしかとお届け致します。

以上、身の程も弁えぬ、非礼の段々、世紀の「寶」解明に鑑みご容赦ね願います。

                                                                  敬白

追記・同封資料

@『世界陶磁全集』11隋唐

A『世界美術大全集』隋唐

B『新字源』(中国文化史年表)

上記@ABに「太極」の年号が欠落しております。

これでは、神噐・太極「寶」は観えないし、論じられません。

C『絢爛たる世界帝国』隋唐時代

   「太極」の年号確認

しかし絢爛たる文化の黄金期の金字塔、神噐・太極「寶」ことは一切記述がありません

「太極」の年号以前の改元頻度に比べ、開元〜天寶までの焼成期間30年間、玄宗皇帝は

一度も改元しておりません。!!!!!

D『東洋陶磁史研究』長谷部楽爾

先生は華南の唐代白磁窯の必要性を叫んでおられます。!!!!!

歴史は多面的かつ巨視的に観る必要があろうかと存じます

史料黄色の箇所確認願います。

以上お手数をかけます。

                                                 平成22417