日本人への遺言・対談集・混迷日本を糺す辞典

 

私は絶えず4・5冊位の本を同時進行して読む

1冊終わりまで読むと疲れるからである、読み始めた本が面白くなくなると別の本に読み

換える。

司馬さんの本を読んでいて私として納得しかねる処があった。ちょうど同時読んでいる「混

迷日本を糺す事典」の渡部昇一先生の著書が私の疑問に答えてくれた、

それはさておき、これまで時間がなくて、司馬遼太郎さんの小説を私は読んでいない!

記憶に間違いなければ、東京山手線のどこかの駅に司馬さんが残した言葉が、刻まれてあ

ったと記憶している!

日本人の良識の代表者として、広く支持されたからであろう!

しかし確か現代の革命児、小林よしのり氏は、司馬先生の第二次世界大戦の史観に、強い

疑問を投げかけていた。

 

著書の田中直毅氏との対談の流の中で、私の好きな田中角栄の「日本列島改造論」はバブ

ルへの出発の道、バブルの元凶的見方で書かれてあった

また公共事業複合体は田中角栄に代表される勢力は、日本列島にコンクリートのかたまり

を放り込んでいくだけの仕事を配ってきました・・・とある!

 

「混迷日本を糺す事典」で金権腐敗の健全性をヨーロッパの歴史を例に展開されておられ

る!両書の発刊日を考えると渡部先生ほどの人である、充分この本二人の対談を意識して

の論理の展開であろう

私も渡部先生と同意見である!中曽根総理が莫大な借金の赤字国鉄を民営化させたその背

景は田中角栄の全国高速交通網の整備が後押ししたのである!

確か角栄総理は、土建屋は地球をデザインするピカソと言ったと聞く!

今日我々が高速道路を利用し旅行できるのは、田中角栄が自動車重量税を設け協力に推し

進めた恩恵である!

金権腐敗とハシャイダ三木総理の時、法案の成立が著しく低下し、日本経済が10年遅れ

たと囁かれたのを読んだ!

中曽根総理以外、その後の総理は、どれも小粒であり、人間のスケールもビジョンも実行

力も小さかった事は明らかである!

私事で申し訳ないが、私は土建屋約10年と不動産屋を20年近くしてきた!

サラリーマンをやめたキッカケは、「日本列島改造論」を手にしたからであった

土砂を満載したダンプが日本中を走っていた!日本中に活気があった!

そしてロッキード事件で角栄総理が逮捕され、その後次第に走るダンプが少なくなるのを

肌身で感じ、土建業を廃業した!

そして鍼灸師を目指し東京へ行く!東京でスタイルの違う不動産屋3社に勤め、不動産時

代の到来を予感した!そして見切りをつけ帰省し即、不動産屋を開業する、

予感どおり、4年程でバブル到来、3年程でバブル崩壊を喝破し、それまでの高岡主戦場

を氷見に移し、仲介業務から賃貸業務に他の不動産屋がまだ酔いしれているのを尻目に転

換を図る、即ちバブル崩壊後に備えたのである

その頃株にも投資していた、しかし私が直接売り買いにすると、戦況が見えない!

そこで勉強の意味もあり、別れた妻にさせておいた!バブル崩壊を完全喝破し、全ての株

を即刻成り行きで売却するよう3ケ月間に3回厳命したが、抵抗の末結局売らず2000

万の損害を出した、昔から証券屋に八百屋ゃ魚屋のかみさんが来店したら、相場は終わり

と本で読んでいた!そして商売を通して感じた、私の予見はまさにズバリ的中であった

今市内の70%前後の賃貸を取り仕切っている!

私の尊敬する亡き能田社長も設計の仕上がっていた7億の工場建設計画を前後して完全ス

トップした!

 

話を戻す、当時バブルの言葉がマスコミに登場する前、新聞、テレビ・マスコミも酔いし

れていた!その後の総理大臣が軟着陸を誤っただけである!と私に映る!

渡部先生が言う、真の実力のないその後の総理の、舵取りの間違い!

ロッキード事件で叩いたものたちへの角栄総理の怨念と私に映る

渡部先生は、東条英機は賄賂を取らなかった、しかし戦争に導いた!

私は経済大国日本の総理である、国民を幸せにしてくれる総理なら、50億くらい給料払

っても良いと考えている!

清廉潔白な人格者はPTAの会長か教育委員長で沢山です。

一国の総理は金儲けも上手く、大悪人で大善人でなければ、私は枕を高くして寝ておれな

い、高学歴、机の上の経済理論、頭デッカチでは、ものは見えない。

まして女性には、到底見えない

今日(3月24日)の北日本新聞に社民の福島瑞穂女子が政治と金とわめいている!

この人が総理になったら、中国や韓国、ソ連の植民地になりそう!

なったら、私はアメリカ移住を決断する!

今回も脱線!

当時のマスコミの角栄叩きは小物人間の嫉妬に私は映った!

自分か正しい、自分は清い、自分こそ間違いない、自分は頭がよいと思っている人間を私

は信頼しない!

脱線の脱線!影の声、傲慢な承禎!お前が一番信用ならぬ!アタリー!

どの本読んでも、渡部先生は凄い!まさに日本の宝である!

                                                                平成17年3月24日