1月の読書

「さらば外務省」2003年10月発行

1年3ケ月程、遅れている

気になっていた本であるが、時間に忙殺され読む時間が無かった

約三年の遅れは大きい

バブルの破綻を予見し、それに備え、戦場を移し、家業の完全方向転換を図り、

嵐の到来に備え、そして「寶」本執筆に入り、バブル崩壊をカヤの外から眺めていた。

その私が時事問題・世相の流れ、政治経済文化に対する嗅覚が鈍っている

恐らく今年の暮れ頃でないと取り戻せないであろう。

著書は、外務省の生々しい暴露本である

あらかた本当であろう

田中真紀子さんが伏魔殿と称した意味は良く分かる

しかし、イラク問題には基本的に賛同できるが、北朝鮮問題の意見には賛成しかねる、

彼は一外交官であり政治家ではない

また皇太子妃の実父を、いかに仕事の上司とはゆえ、呼び捨てに近い文で書いてある・・

著者・天木氏に人間的不快感を感じた、

著書と彼の生き方、事象の受け止め方自体に稚拙さが、感じられる

なるほどと思う所もあるが、私の印象として短兵急な彼に任せておく方がもっと危ういかもしれない

著書にでてくる松永信夫外務省顧問には「寶」本お送りしてある

                                                   平成17年1月4日

影の承禎    なんと傲慢な男だ・・・・・。天木氏では無い・・・お前自身だ・・・!

印象に残った言葉

外交は感情や正義感で行うものではなく、利害得失を考えて行うものだ